監修者末永 真一
カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。
カレッジでの専門科目の勉強と、現地企業でのインターンがセットになった、カナダのコープ(Co-op)留学。
このプログラムでは、一体どのようなことが学べるのでしょうか?
今回の記事では、カナダのコープ留学で学べることが知りたい人に向けて、主なコースや働ける職種の例をご紹介します。
コース選びの参考になるので、コープ留学計画中の人はぜひご覧ください!
カナダのコープ(Co-op)留学で学べること|主なコース・職種の例
カナダのコープ留学ではどんなことが学べるのでしょうか?
ここでは、私立カレッジで提供されることの多いコースを紹介します。
インターン先となる主な職種も紹介するので、コース選びの参考にしてくださいね。
カスタマーサービス
コープ留学の王道コースのひとつはカスタマーサービスです。
このコースでは、グローバルに通用する英語でのカスタマーサービススキルを習得します。
具体的には以下のような学習内容です。
- 異文化コミュニケーション
- 職場での対人スキル
- カスタマーサービススキル
つまり、英語を使いお客さんや同僚とどう関係を築くかを学べるコースですね!
卒業後には、接客のプロとして即戦力となることが期待されます。
- 販売員
- ホテル
- 観光業サービス
- カスタマーサポート
- レストランサービス
- ゲストサービス
- 営業
ホスピタリティ
カナダのコープ留学では、ホスピタリティのコースも人気です。
お客様や訪問者に親切で温かいサービスやおもてなしを提供すること。ホスピタリティは、ホテル、レストラン、旅行、観光業などのサービス業界で特に重要な考えかたです。
このコースでは、ホテルや観光業で働くために必要な、以下のような実践的なスキルを学べます。
- 接客
- 販売
- 広告
- 経営
- カスタマーサービス
- コミュニケーション
- 収益管理
- ホテル業界
- 旅行業界
- 空港
- 飲食関係
ビジネス
次に紹介するカナダコープ留学で学べるコースは、ビジネスです。
このコースで学べることは、文字通りビジネス全般のこと。
具体的には、現代のビジネス経営にフォーカスし、経済・マーケティング・会計・コミュニケーション・リーダーシップに必要な知識と技術を学びます。
主にビジネス業界での就職を目指すコースです。
- 事務職
- 受付
- 会計職
- マーケティング関連
- 人事関連
- 金融関連
- 教育関連(学校・エージェント)
マーケティング/デジタルマーケティング
カナダコープ留学ではマーケティング/デジタルマーケティングも学べます。
具体的には、物やサービスが売れる仕組みを作るために必要な戦略を学ぶものです。
インターネットやデジタル技術を活用してマーケティングを行う「デジタルマーケティング」の場合は、以下のことも学びます。
- SNSの活用法や分析
- Photoshop
- WordPress
- HTML
- IT関連企業(ソーシャルメディア、デジタルマーケティング、ウェブ開発、SEO対策など)
- マーケティング関連
- 広告代理店アシスタント
- ソフトフェア会社
Web開発/Webデザイン
カナダコープ留学で学べるコースとしては、Web開発やWebデザインも人気です。
Web開発では、Webサイトやアプリケーション開発に必要なプログラミングの知識を学びます。
一方、WebデザインではWebサイトやアプリなどのデザイン(見た目)に関する専門知識を学びます。
IT関連企業を中心に、幅広い企業でWeb開発者やデザイナーの力が必要とされていますよ。
- IT関連企業
- ウェブ開発
- モバイル開発
- フロントエンジニア/バックエンドエンジニア
- UI/UXデザイナー
そもそもカナダのコープ(Co-op)留学とは?
そもそも、カナダのコープ留学をよく知らない人もいるかもしれませんね。
カナダのコープ(Co-op)は、カナダのカレッジなどで行われているプログラムで、学んだ知識に関連する仕事を体験できるプログラムです。
カナダ独自のプログラムなんですよ!
コープに参加すると、学生は在学中にインターンシップ(就労体験)ができ、卒業後の仕事探しにも役立ちます。
現地の企業で働けるため、留学中に英語の勉強だけでなくスキルアップも目指せるのが魅力のプログラムです。
なお、コープは各州で制度が異なります。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア(BC)州では、コープは有給であることが義務付けられています。
コープビザは通常の学生ビザに追加され、カナダでは「学生」として滞在します。
なお、コープの仕事内容は、学んでいる分野に関連していないといけません。
カナダのコープ(Co-op)留学で学べることに関する注意点
カナダのコープ留学で学べることに関して、覚えておきたい注意点をご紹介します。
入学時点で一定の英語力が必要
カナダコープ留学では、気になるカレッジ・コースに誰でも入れるわけではなく、一定の英語力が必要です。
英語力の基準は学校によって異なりますが、最低でもIELTS 5.0 以上が求められることが多いです。
なお、日本でおなじみのTOEICはコープ留学には使えないことがほとんど。
学びたい学校・コース・分野の候補ができたら、入学条件(英語力の条件)を確認しましょう。
「英語力がないからコープ留学できない……!」と焦っている人にも方法はあります。
それは、コープ留学の前に語学学校に通うこと。
日本人はスピーキングが苦手な人が多いので、語学学校に数か月通ってスピーキングなどに慣れてからカレッジに通うケースが一般的です。
インターン先は自分で探す必要がある
カナダコープ留学では、インターン先は自分で探す必要があります。学校が仕事を見つけてきてくれるわけではないのです。
特に未経験の分野で仕事を探すのは、とてもハードルが高いです!
ボーっとしていると、仕事につけないまま留学を終えてしまうこともあるので注意しましょう。
在学中の早いうちから、以下のような活動をすることで、就職のチャンスを増やせます。
- 求人をこまめにチェック
- 履歴書の添削や面接練習を受ける(サポートしているカレッジもある)
- 求人に応募してみる
- キャリアイベントに積極的に参加する
- 人脈を広げる(カナダの就職は「コネ」が命です)
有給インターンは競争率が高い
カナダコープ留学では、有給インターンシップの競争率が高いことにも注意しましょう。
先に、コープではカレッジでの勉強のあとにインターンシップができる(BC州では有給)と説明しました。
実は、この有給インターンシップはとても人気なので、「たくさん応募したのに採用されない……」と苦戦する留学生も多いです。
残念ながら「コープ留学=インターンシップが必ずできる」わけではないのです。
カナダではボランティア活動も盛んで、ボランティア経験も「職歴」として履歴書に書けます。
そのため有給インターンに受からない場合、ボランディアを探してみることもオススメです。
カナダのコープ(Co-op)留学で学べるコースは豊富!
今回の記事では、カナダのコープ留学で学べるコースをご紹介しました。
主なものをおさらいしましょう。
気になるコース・分野は見つかりましたか?
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